2017年7月27日木曜日

アレッサンドロ・ルッチ代理人の活躍


今夏メルカートでゴシップを騒がせた代理人といえば、ミノ・ライオラやジョルジュ・メンデスだが(いつものことか)、もう一人...少なくともミランで活躍している人物がいる。

それがアレッサンドロ・ルッチだ。

今夏、ルッチ氏はミランに関わる交渉案件が多い。
まず彼はヴィンツェンツォ・モンテッラの代理人も務めており、ミランと契約延長を締結させた(これは既定路線だったのだが...)


そして、ドンナルンマが契約延長を拒否し、ミランがプランBとして確保したマッティア・ペリン。
これもルッチ氏がミラン移籍をプッシュしほぼ確定のところまで持って行った。
結局はドンナルンマ残留で流れてしまった案件になってしまった...(ごめんねペリンちゃん)


そして今メルカートで一番のサプライズに成りうる移籍に加担した。
ルッチ氏は、アンドレア・ベルトラッチも顧客であり、ジェノアへのレンタル移籍を進めていた。
そこで、ミラベッリSDに驚きの提案をする。


『レオナルド・ボヌッチを獲得しないか?』


ミラベッリは最初、馬鹿げた話だと話半分に聞いていたみたいだ。ユヴェントスDFの中心選手をとてるはずがないと。しかし、この交渉はトントン拍子に進んでいき、ボヌッチはミランへサプライズ移籍を果たした。


さらにスソも本日付けで代理人をルッチ氏に変更したことを発表した。
もともとスソの代理人は父親がやっており、ミランとなかなか馬が合わないのか契約延長交渉が
停滞していた。スソ本人はどうやらミランに残留したいらしく、この問題の早期解決を見越した決断なんだろう。

これからもミランと縁が深い代理人になっていきそうなので注目したい。



【主な顧客リスト】(Transfermarctより)

レオナルド・ボヌッチ
ファン・クアドラード
アレッサンドロ・フロレンツィ
ルイス・ムリエル
マッティア・ペリン
スソ
マティアス・ヴェキーノ
アンドレア・ベルトラッチ
ミルコ・ヴチニッチ
ヴァレリーノ・ヴェッレ
ネナド・トモビッチ
ニコラ・ムッル

2017年7月24日月曜日

最高の夏を過ごすモンテッラが語る。
















ヴィンツェンツォ・モンテッラ

今のメインターゲットはストライカーだ。その次にウイングと中盤かな。序盤の獲得ラッシュはなくなってしまったね。私の理想的なストライカー?複数のことが出来る選手が望ましいかな。ゴールへの優れた嗅覚、泥臭いゴールも獲れ、チームプレーも厭わない選手だ。 クラブはメルカートで有望な若手とベテランを融合させた。ヨーロッパで最高のプレーをしているナポリに近づきたいのであれば、積極的なメルカートを過ごす必要があるね。リーグが始まるとでローマやナポリに近づいたか分かると思うが、我々は自分自身を失ってはいけない。それに飽き足らず熱意を維持し続ける必要がある。

 クラブは明確な見積もりを立てて、毎日誠実に働いてくれている。私の夢のような夏はまだ続いている。しかしまだあくまで夢のままであり、まだ何も実現させていないんだ。獲得してきたプレーヤーの数と質が違いを生むことになるだろう。そして、じきに記憶に残るチームが生まれるだろう。絶対に後悔することはない。ファッソーネは2022年までにミランを世界トップ5のクラブに戻すと語っていた。私はこの目標に向けて全力で取り組みたいと思う。


(ボヌッチについて)

メルカートにおける力の比率はクラブが51%、私が49%くらいだ。しかしボヌッチのケースはそれが逆になっていた。私はボヌッチの獲得を確信していた。クラブは違うターゲットを狙っていたみたいだけどね。毎日ミラベッリに獲得のお願いメッセージ10通も送ったんだ、おはよう、こんばんはの挨拶を添えてね。ボヌッチは闘争心に溢れた選手だ。 思考力とエンジンを上手く兼ね備えている。若い選手の模範になるだろう。彼の移籍でユヴェントスが弱くなったかは分からないが、ミランは確実に強くなったね。元ユーベの選手だからといってドレッシングルームで問題になるとは思っていない。表面上だけを見て判断する人らはそう思っているのかもしれないけどね。3バック?アイデアのひとつだが、我々は多くのシステムを使うことが出来る。 私は選択の多さに恵まれている。


(ドンナルンマについて)

私は契約延長交渉自体にには関わっていないんだ。 それはミラベッリの仕事だからね。彼の家族に話すことがあったので家を訪問したくらいかな。監督の立場としてジージョに話していないけど、一人の人間としての経験談を伝えたよ。ジージョの選択?彼が自分の為に決めたことだ。彼はすべての年齢層の選手を束ねることができる素晴らしい能力を持っている。クラブに残る決断をしてみんなの心に帰ってきてくれた。彼はファンに愛され続けると確信している。ライオラ?生まれ変わったとしてもこのような結末になっただろうね。私は彼に問題があるとは思っていない。

2017年7月23日日曜日

プリシェミワフ・バルギエル獲得へ

2000年生まれ17歳のプリシェミワフ・バルギエル(Przemyslaw Bargiel)
Ruch Chorzowから獲得した。 
移籍後、下部組織プリマヴェーラ所属となる。移籍金は€50万。

どんな選手?と思い少し調べて見た(Transfermerkt参照)

国籍:ポーランド
身長:180cm
利き足:右
ポジション:セントラル(MF)

これくらいしか分からなかった(笑)
ともあれトップチームで活躍できるよう頑張って欲しい。

2017年7月21日金曜日

【公式】レオナルド・ボヌッチ獲得

ミランは、ユヴェントスからレオナルド・ボヌッチの獲得を発表。
移籍金は€4000万+€200万。年俸は€750万(ボーナス含で€1000万)、5年契約となる。

今夏9人目の補強...それはユヴェントスDFの要人だった。まさかこのような日が来ようとは誰も想像し得なかったことだろう。ファッソーネやミラベッリも元々獲得する予定には入っていなかったようで、獲得できたことに未だ首を傾げているようだった(笑)

モンテッラサッカーにおいて絶大な威力を発揮するピースであることは間違いない。
ボヌッチ獲得で3バック・フォーメーションが確実に出来るようになったからだ。彼の正確無比なフィードは前線の攻撃を活性化させてくれると思う。おまけに怪我も少ない選手なので頼りになりそうだ。移籍して早々キャプテンに指名されたという報道もある。

若いチームを引っ張ってくれる存在になって欲しい。




先にケシエが19番を選択していたが譲ってもらった

2017年7月17日月曜日

【公式】ルーカス・ビリア獲得

ミランは、ラツィオからルーカス・ビリアの獲得を発表した。
移籍金は€1700万+€300万でまとまった。€350万/年、3年契約となる。

今夏8人目の補強はミランのウィークポイントであるアンカーの補強だ。
昨季のミランはモントリーヴォ、ソサ、ロカテッリでアンカーを務めていたが、ようやく待望の本職がやってきた。ビリアはラツィオのキャプテンを務めていてキャプテンシーも抜群だ。ポジショニングセンス、パスセンス、守備能力と必要なものは全て兼ね備えている。あまり派手さはないが堅実でとてもいい補強だと言える。

今回の交渉の相手はラツィオのロティート会長だ。なかなかこの人も要望額を簡単に下げようとはしない。ミランは値下げ交渉で揺さぶるも€2000万から一向に下げようとはしなかった。 そこでビリアはミランに移籍したいとロティートに頭を下げた。ロティートも来年フリーになるビリアをタダで放出したくなかったので、ミラン移籍を認めるも最大限の移籍金を得ることに成功した。

2017年7月15日土曜日

レオナルド・ボヌッチの衝撃

まさか夢を見ているようだ。これがミラニスタの心情だろう。
長年ユヴェントスのDFラインを統率していた要人が、ある日突然ミランにやってくる。
このことを数日前の自分に話したら頭おかしくなったのか?と思われそう(笑)

ボヌッチが移籍を決断した理由は、表向きはユヴェントスでのモチベーション低下とされているが、アッレグリ監督との不仲が本当の原因とされている。CLのポルト戦でベンチ外(規律違反が理由)にされたことから関係は崩壊していたのかもしれない。

プレミアリーグから多額のオファーが届いていたみたいだが、家族がイタリア国内での生活を望んだことからボヌッチは国内移籍を希望。インテルもオファーを出していたらしいが、ミラン移籍を望んでくれた。

移籍金は€4000万+€200万で合意したと見られる。年俸は€750万(€650万という説も)。そしてミランのキャプテンに就任という報道も見られた。


ボヌッチはメディカルチェックを行ったあとに中国ツアー組と合流する予定だ。


 ボヌッチが到着した時のミラニスタ達の様子

2017年7月14日金曜日

【公式】ジャンルイジ・ドンナルンマ契約更新

やっとこの茶番劇が終わった。
ミランはドンナルンマと€600万/年、4年契約(バイアウト条項€8000万?)で契約更新したことを発表。

この年俸はGKにしたらとんでもない数字だ。マヌエル・ノイアー、ダビド・デヘアに次ぐ3番目に高い数字である。契約延長拒否を挟んでここまで条件を引き出せたライオラ(ドンナルンマ)の勝利とも言える。しかし、ミラン的には安い移籍金で放出するより、高年俸を負担してでものちに高い移籍金で出した方が利益面でも有利ということだ。



おまけにジージョ兄のアントニオ・ドンナルンマもミランに移籍した(ミランは古巣である)第3GKになるわけだが、その割に年俸€100万とお高い。これは実質ドンナルンマ(弟)で€700万稼いだということになる。これはドンナルンマ家も納得するわ...。


ここで謝罪会見でのコメント

ドンナルンマ

『私はミランにいることが喜びであり誇りです。ここで生まれ、ここで育ちました。疑いの念はなにもありませんでした。裏切りと感じたファンには申し訳ないです。それは私の意図ではありませんでした。ごめんなさい。皆さんの愛情に感謝します。』

2017年7月7日金曜日

【公式】アンドレア・コンティ獲得


ミランは、アタランタからアンドレア・コンティの獲得を発表した。
移籍金は€2400万+マッテオ・ペッシーナ(プリマヴェーラ所属)でまとまった。
年俸は€200万、5年契約となる。

今夏7人目の補強は若きイタリア代表の獲得になった。
コンティは右SB、右WBを主戦場としており、豊富なスタミナで上下に駆け巡る運動量が特徴である。また昨季アタランタでは8ゴール5アシストとDFと思えないくらいにゴールに絡んでいる。ミランはアバーテが年齢的に厳しくなって来たところなので世代交代という点ではとても良い補強だったと思っている。

逐一、移籍報道を追っていた自分としてはかなり長かった交渉だった。
アタランタがなかなか自チームユースを放出しない姿勢だったのだが、コンティがしきりにミラン移籍を熱望し、結局この本人の強い意思が契約に繋がったと言える。毎日、報道では「今日こそ決定的な日になるだろう」の繰り返しでなかなか決まらず、もどかしかった思い出。




コンティ(MilanTVにて)
  『とても興奮していて幸せだよ。なんて表現していいかわからないくらいにね。ミランのシャツを着ることは名誉だよ。』

(交渉について)
『ミランの関心を知った時からミランでプレーすることを決めていたんだ。長い交渉だったけど、ミランとアタランタが最良の形で終わることができた。ミランは僕を獲得するのに多大な努力を惜しんだことを知っているので、その信頼に応えるよう全力を尽くすよ。

(ミラネッロについて)
『とてもワクワクしたよ。初めて来たから余計にね。最高の設備が揃っており、とても美しい場所だ。』

(ミランで最初の試合)
 『今までと違う感情でサンシーロに入るのは間違いないね。ミランは子どものころからの夢だったので 、始まるのが待ちきれないよ。』

(ミランでまた多くのゴールを決めるか)
『ゴールを決めることは大好きだけど、チームの状況にもよるからね。』

(知り合いに話をした?)
『昨日パレッタと会って話をして、僕をお祝いしてくれた。彼もミランで幸せそうだね。
午後にカラブリアにお祝いしてもらったよ。』

(休暇や目標について)
『もう少し休暇を取らせてもらうよ。今季の目標はチャンピンズリーグに戻ること。ミランは出来るだけ早く戻らないといけない。』

(ヨーロッパについて)
『たくさんヨーロッパの大会でプレーしたいね。』

2017年7月6日木曜日

【公式】ハカン・チャルハノール獲得

ミランは、レヴァークーゼンからハカン・チャルハノールの獲得を発表した。
移籍金は€2000万(+€400万)、€250万/年、4年契約でまとまった。
これで今夏6人目の補強となった。

チャルハノールは世界有数のFKテイカーとして有名だ。
レヴァークーゼンでは主に左サイドから中央気味に攻め上がるのがパターンで、その広範囲のシュートレンジから様々なボールを操る印象だ。

モンテッラはトップ下、ウイング、インサイドにおいて全てハイクオリティだと褒め称えている。おそらくモンテッラはマルチに起用するアイデアを持っていると思う。




チャルハノール(MilanTVにて)

 『新しい挑戦をする準備はできているよ。クラブとチームに最大限に貢献したいと思っている。ミランに来られて幸せだ。』

(セリエAの挑戦について)
『イタリアは初めてだしイタリア語を始め全てを学んでいくよ。それからチームメイトと仲良くなってより良い時間を過ごしていきたい。』

(ミランを選んだ理由)
『この4ヶ月が過去の移籍問題の影響でプレー出来なくて苦しい期間だった。でも僕を信頼してくれたミランに感謝したい。ここを選んだのは素晴らしい歴史を持つクラブだからだ。』

(カーサミランについて)
『カカ、マルディーニ、ガットゥーゾ、ベッカム他にもいっぱい見てきたよ。素晴らしいの一言だ。』

(今年の目標について)
『良いスタートダッシュが決められることを祈っている。リーグ戦で3位以内に入り来年CLに出場することだね。』

 (ファンに一言)
『ここに来られてとても嬉しい。一緒に良い時間を過ごせればいいなと思っているよ。Forza Milan!』

2017年7月1日土曜日

【公式】ファビオ・ボリーニ獲得

ミランはサンダーランドからファビオ・ボリーニの獲得を発表した。
1年間レンタル(€100万)+買取義務オプション(€500万)となる。

夏の大補強キャンペーン5人目にしてやっと待望のイタリア人がやって来た。
最初なんでボリーニ??となっていたが、デウロフェウ、オカンポスらがいなくなり
ウイングの選手層が薄くなっている控えとしての獲得なら納得だ。
前線ならどこでもプレーできるユーティリティ性も兼ね備えている。

そしてびっくりなことにミラネッロで行われたアスレチックテスト(運動テスト)で敏捷性のテストでクラブレコードを記録してしまったらしい(MilanTV)

決定力やテクニックはあまりないものの前線でボールを追い回し、他の選手をサポートするようなプレースタイルだとか。見た目は爽やかなのに熱血タイプと予想。


ボリーニ

『何が起こったのかやっと脳が追いついて来たよ。カーサミランのトロフィーを見るとこのクラブの素晴らしさがわかり、僕なんかが来て良いところなのかと感じたよ。テストの結果?しっかり準備した成果だね。モンテッラとは話したよ。僕を信頼してくれているようだった。ミランにとって重要な1年になる。予備予選を突破してヨーロッパに復帰することは第一歩だと思っている。僕はどこでもプレーできるよ。GKとDFを除いたらね(笑)チームが必要としていることを僕はやるまでだ。ミラン移籍は夢だったので実現した。今からミランの一員だ。』